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【独自ドメインの決め方】.comや.jpなどドメインの選び方や種類を解説

URLの一部であり、「ホームページの住所」となる独自ドメインですが、「どのように決めたら良いのかわからない」「.comや.jpなどどれを使えばいいかわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

種類が多い上に後から簡単には変更できないこともあり、ホームページ作りの際に悩んでしまいますよね。

 

ただしそんな独自ドメインも、いくつかのポイントを押さえて考えることでしっかりとホームページの目的に沿ったものを決められます。

 

今回は独自ドメインの決め方について、ドメインの種類からドメイン名を決める際のポイント、また取得可能かどうかのチェック方法や既に使用されていた場合の対処法まで解説します。

 

この記事を読むことで、

  • ドメインはどうやって決めたらいい?
  • ドメインにはどんな種類がある?
  • ドメインによってSEOへの効果が変わる?

といった疑問が解決できるため、ぜひ最後までご覧ください。

独自ドメインの基本については、別記事でドメインの種類や独自ドメインのメリット・デメリットを含めて解説しています。基本を押さえておきたい方はぜひ以下の記事を先にご覧ください。

<目次リストを追加する領域>

独自ドメインを決めるために必要な3STEP

独自ドメインを決めるために必要な3STEP

独自ドメインで失敗しないために必要なステップは、以下の3つです。

 

独自ドメインを決めるために必要な3STEP

【STEP1】トップレベルドメインを決める

【STEP2】ドメイン名を決める

【STEP3】取得できるドメインかどうか確認する

それぞれわかりやすく説明していくため、安心してください。

順番に1つずつ見ていきましょう。

【STEP1】トップレベルドメインを決める

まずはドメインの一番後ろの部分、トップレベルドメインを決めましょう。

 

トップレベルドメイン

トップレベルドメインには「.jp」や「.com」などさまざまな種類がありますが、「そのページがどういったホームページなのか」を伝える上で大きな役割を担っています。

「.com」のページは企業サイト、「.jp」のページは信頼できるなど、URLを見た際になんとなくそのページに対する印象を持つのではないでしょうか。

自身のホームページに合った最適なトップレベルドメインを選ぶために、以下3つのポイントを押さえておきましょう。

トップレベルドメインを決める際の3つのポイント

【ポイント1】トップレベルドメインの種類を知る

ポイント2】トップレベルドメインごとの費用を知る

ポイント3】トップレベルドメインのもつ影響を知る

ポイント①トップレベルドメインの種類を知る

1つ目のポイントは、トップレベルドメインの種類とそれぞれの特徴を知ることです。

 

先ほど例として出した「.com」や「.jp」をはじめ、トップレベルドメインには以下のようなものがあります。

トップレベルドメインの例
ドメイン名 特徴
.com 企業や商用サービス向けのドメイン
.org 非営利団体向けのドメイン
.info 情報発信サイト向けのドメイン
.tokyo 東京関連の企業サイト向けのドメイン
.jp 日本国内に住所を持つ個人や組織向けのドメイン
.co.jp 日本国内で登記をおこなっている会社向けのドメイン
.go.jp 日本政府や日本政府関係機関向けのドメイン

上記以外にも多くのトップレベルドメインが存在しますが、これらの中から自身のホームページの目的やターゲットに合ったドメインを選択することが重要です。

 

「.com」は最も使用されているドメインでユーザー(URLを見る人)からの信頼も厚いですが、「.info」や「.tokyo」を採用するとホームページの内容や運営組織についてよりダイレクトに伝えられる可能性があります。

 

また上記「.jp」以下のドメインは登記情報などにより「その特徴通りの組織か」を証明する必要があります。

これらのドメインは取得するためにより多くの手間が必要ですが、存在が保証されている分ユーザーからの信頼もより厚くなります。

 

このようにトップレベルドメインはユーザーに与える印象を大きく左右するため、「ドメイン(URL)でどこまでの情報を与えたいか」をしっかりと考えた上で最適なものを採用するようにしましょう。

ポイント②トップレベルドメインごとの費用を知る

2つ目のポイントは、各トップレベルドメインの取得や更新にかかる費用を知ることです。

ドメイン取得費・更新費の目安
ドメイン名 取得費(年) 更新費(年)
.com 1,400~2,000円 1,400~2,000円
.info 1,700~2,700円 1,600~2,600円
.tokyo 1,700~2,200円 1,600~2,200円
.jp 3,000~4,000円 3,000~4,000円
.co.jp 4,000~11,000円 7,700円程度
.go.jp 4,000~11,000円 7,700円程度

このようにトップレベルドメインごとに取得費や更新費に差があるため、「ホームページを運用する上でドメインにどこまでコストをかけるか」も考慮してトップレベルドメインを採用するようにしましょう。

一時的に「.tokyo」などの新しいトップレベルドメインは安く、「.co.jp」などの信頼度の高いトップレベルドメインは高い傾向にあります。

ポイント③トップレベルドメインの持つ影響を知る

ポイントの3つ目は、SEOやユーザーに対するトップレベルドメインの影響について知ることです。

多くの種類があり、コストも異なる中、「どういう違いがあるの?」「SEOに有利なトップレベルドメインはあるの?」と疑問に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

結論からいうと、どのようなトップレベルドメインを選んでもSEO上に大きな違いはありません。

 

SEOとはGoogleなどの検索エンジンから高評価を得て上位の検索結果として表示してもらうための対策のことですが、トップレベルドメインにSEO上の影響力はないとされています。

 

ただし、ユーザーに与える印象が異なる点は把握しておく必要があるでしょう。

 

先ほど「.comは企業サイト」「.jpは信頼できるサイト」などの印象について触れたように、トップレベルドメインにはユーザーに与える印象への影響力が少なからず存在します。

 

単純にコストがかからないといった理由であまりにマイナーなトップレベルドメインを選んでしまうと、ユーザーに信頼できないサイトと判断されるリスクもあります。

 

SEOへの影響はないといっても、「ユーザーに与える印象を決定づける大きな要素である」点を考慮してトップレベルドメインを選ぶようにしましょう。

【STEP2】ドメイン名を決める

トップレベルドメインを決めたら、次はトップレベルドメインの手前部分にあたるドメイン名を決めましょう。

 

「https://www.jimdo.com」でいうところの、「jimdo」の部分です。

 

トップレベルドメイン以上にホームページの内容を伝える上で重要な役割を担っているため、以下3つのポイントを守って慎重に決めるようにしましょう。

 

ドメイン名を決める際の3のポイント

【ポイント1】ホームページの内容やブランドを示す

ポイント2】シンプルでわかりやすいドメイン名にする

ポイント3】モバイルフレンドリーなドメイン名にする

ポイント①ホームページの内容やブランドを示す

1つ目のポイントは、ホームページの内容やブランド、組織などがわかるドメイン名にすることです。

 

ブランド名や社名がすでにある場合は、それらをそのまま使ってしまうことをおすすめします。

 

検索した際にも見つけやすく、“売り出したいもの”とホームページの関連付けもおこなえるためです。

ジンドゥーも社名でもありサービス名でもある「Jimdo」をそのまま採用し、「jimdo.com」というドメインを使用しています。「ジンドゥーは企業サイトだ」とすぐわかりますよね。

またホームページの内容をドメイン名にのせてしまうことも有効な手段です。

 

例えば「東京の焼肉店を比較するホームページ」を作成したい場合、「yakinikuhikaku.tokyo」などとするとわかりやすいでしょう。

ポイント②シンプルでわかりやすいドメイン名にする

2つ目のポイントは、可能な限りシンプルでわかりやすいドメイン名にするということです。

 

具体的には、以下のようなことに気を付けてドメイン名を作りましょう。

わかりやすいドメイン名を作るためのチェックポイント

【ポイント1】長くても15字程度におさめる

ポイント2】間違えやすい字を避ける、0(ゼロ)とO(オー)、l(エル)と1(イチ)など

ポイント3】無理に英語にしない

例えば先ほどの「東京の焼肉店を比較するホームページ」のドメイン名を、「tokyoyakinikutencomparison.com」とするとどうでしょうか。

 

分からない範囲ではないですが、先ほどよりもわかりづらくなったかと思います。

またURLを検索する際にも、手間がかかるうえ間違って入力してしまう可能性もあります。

 

一目で意味が分からない長く分かりづらいドメイン名の場合、検索してもらえなかったり誤入力によってアクセスしてもらえなかったりする可能性があるため注意しましょう。

ポイント③モバイルフレンドリーなドメイン名にする

3つ目のポイントは、スマートフォンユーザーを考慮したモバイルフレンドリーなドメイン名にすることです。

 

具体的には、「ハイフンを使わない」「アルファベットと数字を織り交ぜない」といったことがあげられます。

 

スマートフォンはパソコンのキーボードと異なり、数字や記号を入力する際にキーボード切り替えが必要であり手間となるためです。

 

今やインターネット検索で最も使用されているデバイスはパソコンではなくスマートフォンのため、「スマートフォンユーザーがアクセスしやすいかどうか」も考慮してドメイン名を決めるようにしましょう。

トップレベルドメインの話になりますが、多くのスマートフォンにキーとして用意されている「.com」を使用することも有効な手段です。

【STEP3】取得できるドメインかどうか確認する

ドメイン名を決めたら、最後に取得・使用できるドメインかどうかを確認しましょう。

 

ドメインは各ホームページを識別するためのものであるため世界に1つしか存在せず、すでに取得されているドメインは使用できません。

 

ただし、すでに取得・使用されていた場合でもいくつかの対処法は考えられます。

 

ドメインの使用可否を確認する際のポイントとして、以下の2つを押さえておきましょう。

ドメインの使用可否を確認する際の2つのポイント

【ポイント1】Whois検索ですでに使用されていないか確認する

【ポイント2】すでに使用されていた場合の対処法を知る

ポイント①Whois検索ですでに使用されていないか確認する

希望のドメイン名がすでに存在するかどうかは、Whois検索で確認できます。

 

Whoisとはドメインの登録情報を格納・提供するサービスのことで、「どのようなドメインが存在するか」「各ドメインが誰によって取得されているか」といった情報を確認できます。

 

「.jp」や「.co.jp」といった日本のトップレベルドメインのものを検索する場合は「JPRS WHOIS」を、「.com」や「.net」といった一般的なトップレベルドメインのものを検索する場合は「ICANN|LOOKUP」を使用すると良いでしょう。

 

上記のようなサイトの他に、「ドメイン登録サービス」や「レンタルサーバーサービス」などのホームページでも使用可否を確認できます。

ポイント②すでに使用されていた場合の対処法を知る

Whois検索で希望のドメインがすでに使用されていた場合も、すぐに諦める必要はありません。

 

以下のような対処法を試みましょう。

ドメインがすでに使用されていた場合の対処法

【STEP1】別のトップレベルドメインを検討する

【STEP2】別のドメイン名を検討する

【STEP3】ドメインの買取を交渉する

対処法[1]別のトップレベルドメインを検討する

1つ目の対処法は、別のトップレベルドメインを検討することです。

 

先ほど「ドメインは世界に1つ」とお話しましたが、「ドメイン名+トップレベルドメイン」で1つのドメインという扱いのため、トップレベルドメインを変更すれば別のドメインとなります。

 

例えば「jimdo.com」は取得済みのため使用できませんが、「jimdo.co.jp」や「jimdo.tokyo」であれば使用できるということです。

 

トップレベルドメインの印象やコストに配慮しながら、まずはトップレベルドメインの変更を検討してみましょう。

対処法[2]別のドメイン名を検討する

2つ目の対処方法は、別のドメイン名を検討することです。

 

「jimdo.com」が取得できない場合に、「jimdohomepage.com」などにドメイン名を変更するということですね。

 

仮に「jimdohomepage.com」が取得できない場合でも、「homepagejimdo.com」のように語順を入れ替えるなどさまざまなパターンが作成できます。

ただし類似のドメイン名を持つホームページのドメインパワーが強い場合は、自身のホームページを見つけてもらえない、または検索結果として勝てない可能性があるため注意しましょう。

ドメインパワーとは使用しているドメインが有する力のこと。検索エンジン(Googleなど)から評価や外部サイトからの被リンクなどがドメインパワーの指標となり、どっメインパワーがあるとSEOに有利な(=選ばれる)ホームページとなる。
対処法[3]ドメインの買取を交渉する

3つ目の対処法は、ドメインの買取を交渉することです。

 

ドメインは世界に1つしか存在しないという性質上、売却目的で取得されていることもあります。

また単純に、取得したものの現在使用していないということもあるでしょう。

 

このような場合は、ドメインの所有者が買取や譲渡に応じてくれる可能性があります。

 

Whois検索ではドメインの所有者や連絡先も確認できるため、どうしても使用したい場合は交渉を試みてみると良いでしょう。

まとめ

【独自ドメインの決め方】.comや.jpなどドメインの選び方や種類を解説まとめ

今回は独自ドメインの決め方について、ドメインの種類からドメイン名を決める際のポイント、また取得可能かどうかのチェック方法や既に使用されていた場合の対処法まで解説しました。

 

ホームページの内容を伝えたり信頼性を示したりと重要な役割を持つからこそ決めることが難しい独自ドメインですが、今回解説した3STEPを1つずつおこなうことで必ず最適なドメインが決められます。

 

最後にもう1度、ドメインを決めるために必要な3つのSTEPをおさらいしておきましょう。

独自ドメインを決めるために必要な3STEP

 【STEP1】トップレベルドメインを決める

【STEP2】ドメイン名を決める

【STEP3】取得できるドメインかどうか確認する

今回は独自ドメインの決め方についての入門的な解説をおこないましたが、ジンドゥーでは初心者から上級者まで役立つホームページ作成のノウハウを多数発信しています。

 

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