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ホームページ制作の費用相場は?無料のツールと外注の違いについて

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自社の製品やサービスを紹介する際に、ホームページは非常に役立ちます。ホームページは無料で自分で制作できますが、制作を請け負う会社や個人に発注もできます。コストをかけずにホームページを作れる便利なツールや、制作を依頼した場合の料金の相場など詳しく紹介します。

ホームページは宣伝広告に欠かせないツール

今はどんな業態でもほとんどのところがホームページを制作しています。ホームページがあれば、企業理念や商品・サービスの紹介、店舗の地図や予約、販売などさまざまな情報を公開でき、ユーザーとダイレクトに繋がれます。

従来のようなチラシを作って配布したり、CMや新聞、雑誌に広告を出したりするより、効率的にターゲットにアプローチできるのがホームページの魅力です。ホームページ制作には、さまざまな方法があります。無料で簡単に作れるものからよりSEOを強化したものまであり、どのような効果を狙うかで作成方法やかかる費用が変わります。

ホームページとWebサイトやブログの違いとは

ホームページとWebサイトの違いはほとんどありません。強いて言えば、ホームページはインターネットを開いたときに最初に表示されるトップページを指し、Webサイトはトップページや、商品一覧のページ、問合わせページなどすべてのページを差します。しかし現在は明確に区別されず、同じような意味でつかわれていると考えていいでしょう。

またブログもホームページの一つです。ブログは日記と同じような感覚で使用され、日常の出来事や新商品の入荷、新スタッフの紹介などさまざまなトピックを扱い、ユーザーと交流がはかれるツールです。

ホームページを自分で制作する場合と会社に依頼する場合の違い

ホームページは自分でも制作できますが、制作会社に依頼して作ってもらうこともできます。コストの面からいえば、自分で制作した方が安く済みます。無料で使えるテンプレートを使用すればそれほど手間や時間がかからず、費用を抑えられるでしょう。

一方、会社にホームページ制作を依頼すると、3万円〜70万円ほどかかります。企業のイメージに合わせたデザインや、要望に柔軟に対応したクオリティの高いホームページを希望するならば、それなりのコストがかかると考えた方がいいでしょう。

料金はページ数、スマホ版の有無、デザインのクオリティなどに左右され、入れ込みたい要素が増えればそれだけ高くなります。

初心者でもホームページ制作が簡単にできる!無料おすすめソフト

コストを抑えて自分でホームページを作りたいなら、無料のソフトを使いましょう。HTMLやCSSに関する知識があまりなくても、手軽に制作できるでしょう。

ホームページ作成ソフトは、「ホームページビルダー」や「Crescent Eve」、「サクラエディタ」などが有名です。テンプレートを選んでテキストや画像を当てはめていくだけなので、非常に簡単です。

ホームページのアドレスを自由に設定したい場合は、ドメインを取得し、レンタルサーバーを借ります。ドメインは「お名前.com」や「ムームードメイン」などで取得できます。サーバーは「エックスサーバー」や「さくらのレンタルサーバー」などで借りられます。ドメインを取得して作成したホームページのデータを、レンタルサーバーに上げます。

ホームページ制作に便利なサービス4選

ホームページ制作サービスを利用すれば、簡単な操作で、SEOに強くクオリティの高いホームページを作れます。

ドメイン取得やレンタルサーバーの契約・設置を自力で行うのに不安がある場合は、ホームページ制作会社が提供している有料プランを利用するといいでしょう。有料プランでは、ドメイン取得やレンタルサーバー設置などホームページ作成にかかわる作業を、一括でお任せできます。

1. ジンドゥー(Jimdo)

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ジンドゥー

出典:ジンドゥー

ジンドゥー(Jimdo)は、170万人のユーザーが利用するホームページ制作サービスです。ジンドゥーAIビルダーを使って、簡単にカスタマイズできます。また自分でこだわって制作も可能です。無料のプランもありますが、月額990円のプランは、無料のドメインとメールアドレスが使用でき、最大10ページまで作成できておすすめ。容量は5GBあります。

SEOも万全で、ホームページ最適化のサポートもしてくれます。またセキュリティ対策として、常にSSLに対応しているので、ユーザーの情報を保護します。

2. ワードプレス(WordPress)

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ワードプレス

出典:ワードプレス

ワードプレス(WordPress)は、個人のブログから中小企業のホームページまで作成できるツールです。ワードプレス自体は基本的に無料で利用できます。現在公開されているホームページの38% がワードプレスで作られていると言われています。

テーマを選んで、自由にカスタマイズしてオリジナリティの高いページを制作できます。無料・有料ともに多くのテーマが公開されていますが、有料のテーマの方がSEOに強い傾向があります。

さらにプラグインを利用すれば、ホームページにさまざまな機能をつけられます。ただしワードプレスでカスタマイズを行うには、HTMLやCSSの知識が必要です。初心者よりは、ある程度の知識がある人におすすめです。

3. ウィックス(Wix)

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ウィックス

出典:ウィックス

クリエイターが作った500以上のテンプレートを使えるウィックス(Wix)。無料でホームページを作れますが、独自のドメインを使い、広告を非表示にするためには有料プランを利用する必要があります。専門的な知識がなくても、クリックやドラッグ・ドロップで、レイアウトや機能の追加が直感的に操作できます

スライダー機能やアニメーション効果があるので、動きのあるホームページも作れます。ウィックスにはバックアップ機能がありません。ウィックスで作ったホームページのデータを他に移行する場合は、自分でデータの控えを取っておく必要があります。

4. あきばれホームページ

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あきばれホームページ

出典:あきばれホームページ

Buddyを使ったホームページが作れる、あきばれホームページ。ビジネス用のホームページ作成に必要な機能がパックになっています。公開ページ5ページ、ひな形9ページの計14ページを作成してもらえるので、ホームページをまったく作ったことがない人でも戸惑うことなく作成できるでしょう。

マーケティングのコンサルが受けられるので、ホームページで集客したい方におすすめです。また電話のサポートが用意されており、途中でわからないことや困ったことがあったときにいつでも相談しながら進められます。

ホームページ作成を依頼するなら個人と会社どちらがおすすめ?

ホームページ制作の費用相場は?無料のツールと外注の違いについて
ホームページ作成を依頼するなら個人と会社どちらがおすすめ?

ホームページ制作を請け負う業者は数多くあります。外部に依頼してホームページを作る場合、ホームページ制作会社に依頼するか個人のフリーランスに依頼するか迷ってしまうかもしれません。法人とフリーランス、それぞれメリットがあります。自社のホームページ制作にどちらが適しているか、比較検討が必要です。

フリーランスに依頼するメリット

個人のフリーランスに依頼すると、人件費が抑えられ、ホームページ制作費用が安く済む傾向にあります。人によって料金は違いますが、10万円程度から依頼できることが多いようです。融通が利くので、制作に関してさまざまな要望を伝えて取り入れてもらうこともできます。

ただし、個人なので対応できる範囲が決まっています。他の仕事を抱えていた場合、納期を急いでもらうことは難しいでしょう。体調不良などによって納期が遅れる可能性もあります。さらに、個人のセンスと能力がすべてなので、対応できないことがあったり、思っていたものとイメージが違うホームページに仕上がってしまったりすることも考えられます。

事前の打ち合わせをしっかり行い、ホームページ作成のサンプルがあれば見せてもらうといいでしょう。

会社に依頼するメリット

会社に依頼するメリットは、なんといっても安心感があることです。納期を過ぎることはまずないでしょう。また、今までに手がけたホームページのサンプルも数多くあるので、実績や制作物のクオリティについても事前に確認できます。ある程度人数がいるので、多少急いで納品してもらいたい場合にも対応してくれるでしょう。

しかし、料金は最低でも30万円ほどはかかると考えておきましょう。ページ数やホームページの内容によっては、もっと高額な費用がかかります。詳しく打ち合わせをして、見積もりをとりましょう。

ホームページ制作の流れと費用相場

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ホームページ作成を依頼するなら個人と会社どちらがおすすめ?

外部にホームページ制作を依頼するときの流れや費用の相場について説明します。ホームページは会社の顔となるものです。予算内でクオリティの高いホームページを制作するためには、一つの制作会社やフリーランスだけでなく、できれば複数社に相談して比較することがポイントです。

見積もりで料金をチェック

ホームページ制作費用は、必ずチェックしましょう。契約前に詳しいヒアリングがあります。ホームページのデザインや実装したい機能、ページ数などで費用は変わります。また、同じ内容の依頼をしても業者によって見積もり料金が異なるので、複数社に見積もりをとって比較してください。

個人と制作会社、両方の見積もりがとれるといいですね。予算内で収まって、満足できるクオリティの仕上がりになりそうなところを選びましょう。

デザインや欲しい機能などを事前に相談

正式な発注をする前に、「どんなホームページを作りたいのか」「制作の予算はいくらか」といった打ち合わせを行います。この時点でしっかり予算やイメージを伝えないと、出来上がりに大きな差が出てしまうので、詳しく話をしましょう。

また納期も伝えます。例えばお店をオープンする2週間前からホームページを上げたいとなると、逆算して発注しなければいけません。

一般的にホームページ制作を依頼してから2週間〜3週間は制作前の詳しい擦り合わせ期間となり、その後ホームページ制作に入ります。制作する期間は約1か月半〜2か月で完成します。ホームページをリニューアルするときも、基本的な流れは変わりません。

SEOは重要

SEOはホームページを制作するときに重要です。SEOは検索エンジン最適化のことで、検索エンジンの Yahoo!や Google などで特定のキーワードで検索したときに、自社のホームページが上位に表示させるための対策です。

通常、知りたいキーワードを入れて表示された検索結果の上位3位くらいまでのホームページは、閲覧する人が多いと言われています。しかし、1ページ目の最下部や2ページ目以降に表示されるホームページまで目を通す人はあまりいません。

検索エンジンの1ページ目の上位に表示されるかどうかで、売り上げや宣伝効果が大きく変わってきます。定期的にブログを更新するなど、有益な情報をアップし続けることで、中長期的にSEOに強いホームページが作れます。

使える補助金は利用しよう

ホームページ制作を会社に依頼すると、内容によっては100万円以上かかる場合もあります。特に新しいビジネスを立ち上げる場合は、ホームページにかかる費用はかなりのコストになります。自治体などで補助金の制度を設けているので、ぜひ利用しましょう。

「IT助成補助金」は上限450万円までで、制作費用の半分を負担してくれます。また、「小規模事業者持続化助成金」は上限50万円で、地元の販路拡大のためのページ作成費用の3分の2を、自治体の補助金と助成金は5万円上限で自社サイト作成費用総額の半分を負担してくれます。

ホームページ制作は目的やターゲットを明確に

ホームページ制作は、何を目的として、どんなユーザーをターゲットにするか、コンセプトを明確にすることが大切です。予算だけで選ばず、見やすいサイトを作りましょう。SEO強化のため、定期的な更新も忘れないようにしてください。