図解で分かる!「ホームページとは何か」初心者でも分かるように解説

図解で分かる!「ホームページとは何か」初心者でも分かるように解説

ホームページとは、パソコンやスマートフォンでインターネットの情報を見るときに、ブラウザに表示されるページの集合体を意味します。「Webサイト」と同じ意味で使って問題ありません。

 

しかし、当初は「ブラウザを開いた時に最初に表示されるページ」という意味だったため、「Webサイトのことをホームページとは言わない」と思っている人もいます。

 

言葉は時代とともに変わるものなので、どちらも正解なのです。

 

この記事では、ホームページの正しい意味を理解するために、図解入りで丁寧に説明していきます。

 

  • 「ホームページ」とは?
  • 本来の意味・進化した意味・広義で使われている意味
  • Webページ・Webサイト・ブログとの違い
  • 5種類のホームページを解説
  • 結局、ホームページという表現は間違っているの?

 

ホームページの意味の変遷を知ることで、言葉の意味について正しく理解することができるはずです。

<目次リストを追加する領域>

1. ホームページとは何?言葉の意味を解説

ホームページという言葉の定義はあいまいで、とても分かりにくいものです。さらに意味を分かりにくくしている理由として、「本来の意味」と「進化した意味」「広義の意味が違うことがあります。

1-1. 本来の意味は「ブラウザに最初に表示されるページ」

ホームページの元々の意味は、「Webブラウザーを起動したときに最初に表示されるように設定しているWebページのこと」です。

 

パソコンやスマートフォンで調べ物をするとき、まずGoogle ChromeやInternet ExplorerなどのWebブラウザーを起動しますよね。その時に最初に表示されるように設定しているページを「ホームページ」といいます。

 

例えばGoogle Chromeのホームページは、初期設定のままだとGoogle検索のページが設定されており、ブラウザを起動すると検索ページが表示されます。

出典:Google

1-2. 進化した意味は「Webサイトの表紙にあたるトップページ」

ホームページという言葉は、次第にウェブサイト全般のトップページ(TOPページ)という意味でも使われるようになりました。

 

例えば、ある自治体のWebサイトにアクセスしたとします。その表紙にあたるページのことをホームページと呼ぶようになったのです。

進化した意味は「Webサイトの表紙にあたるトップページ」

このようなボタンを見たことがある方も多いのではないでしょうか。別のページを見た後にこの「ホームボタン」をクリックすれば、ホームページ(サイトの表紙のページ)に戻ってこられるように設定されています。

1-3. 広義の意味は「Webサイト」と同じ意味

さらに、時間とともに「ホームページ」の意味がもっと広い意味で使われるようになりました。現在ではホームページ=「特定のドメイン下にあるWebページの集合体」の意味で使われることが多くなっています。

 

特定のドメインというのは、例えば現在あなたが見ているページでいうと「jimdo.com」のことです。つまり、「ジンドゥー(Jimdo)のホームページ」が意味するのは、このページや遷移した次のページを含む全体の集合体を指します。この場合、「ジンドゥー(Jimdo)のWebサイト」と全く同じ意味です。

 

現在では、この広義の意味で「ホームページ」を使っている人が多く、「ホームページ」=「Webサイト」と同じ意味と考えて問題ないと考えられます。

 

しかし、中には狭義の意味でホームページを捉えている人もいるため、人によってホームページの定義が違うという、ややこしい事態になっているのです。

2. Webページ・Webサイト・ブログとの違い

Webページ・Webサイト・ブログとの違い

「ホームページ」に近い言葉に「Webサイト」「Webページ」「ブログ」があります。1章と重複する部分もありますが、これらの意味も正しく理解していきましょう。

2-1. 「Webページ」はひとつひとつのページ

「Webページ(ウェブページ)」は、パソコンやスマートフォンでインターネットの情報を見ている時に、ブラウザに表示されるひとつひとつのページのことを指します。

 

例えば、あなたが今読んでいるこの文章が載っているページも「Webページ」です。

 

これらが集まったものが、次に紹介する「Webサイト」です。

2-2. 「Webサイト」はホームページと同じ意味

「Webサイト(ウェブサイト)」は、Webページがまとまったものです。例えば今あなたが読んでいるこのページは、「ジンドゥー(Jimdo)」のWebサイトです。

 

現在のページの他、「ユーザー事例」「プラン説明」などいくつものページが集まって、「ジンドゥー(Jimdo)のWebサイト」は構成されています。

 

1章で説明した通り、「Webサイト」は、広義での「ホームページ」と同じ意味です。

2-3. 「ブログ」は最新情報を投稿していく仕組み

「ブログ」とは日付ごとに最新情報を投稿していく仕組みで、Webサイト(ホームページ)の中でのひとつの機能を指します。

 

Webサイトの一部分にブログの機能を取り入れることもあれば、単体でWebサイトの役割を担う場合もあります。

 

固定のホームページでは「会社情報」「事業内容」など決まったページがあり、頻繁には更新されませんが、ブログの仕組みを取り入れることで日記のように記事を次々と更新していくことができます。

 

もともと「Web」と「log(記録)」が組み合わさった「Weblog(ウェブログ)」と呼ばれていましたが、今では「ブログ」という呼称が一般的になっています。「Amebaブログ」「はてなブログ」などの無料サービスや、最近では「WordPress(ワードプレス)」を使ったブログサービスも人気です。

3. 役割が違う!ホームページの5つの種類を解説

ホームページの言葉の意味が分かったところで、さらに「ホームページ」がどんなものか理解するために、5つに分類して説明していきます。

 

ホームページを作成するとどんな効果を得られるのか、ホームページの役割を理解することができるでしょう。

3-1. 会社の情報を伝える「コーポレートサイト」

会社の情報を伝える「コーポレートサイト」

出典:KDDI株式会社

企業の情報を伝えるコーポレートサイトは、会社の顔となるホームページです。名刺にホームページアドレスが記載されている会社も多いですよね。

 

コーポレートサイトには、会社概要・事業案内・経営理念・IR情報・採用情報など、多くの情報が掲載されています。自社の顧客はもちろん、取引先やクライアント、株主、採用応募者など多くのターゲットに向けた内容となっています。

 

コーポレートサイトを丁寧に作りこむことで、信頼感を与えることができます。

3-2. 商品やサービスを紹介する「サービスサイト」

「サービスサイト」とは、商品やサービスを魅力的に紹介するホームページのことをいいます。

 

ターゲットは顧客や潜在顧客で、商品やサービスのメリットやベネフィットを伝えるのが目的です。最終的には購入や問い合わせにつながるように設計されています。

3-3. 商品を売るための「ECサイト(通販サイト)」

商品を売るための「ECサイト(通販サイト)」:LOCONDO

出典:LOCONDO

「ECサイト(通販サイト)」は、商品を売るためのホームページです。ホームページ内にカート機能や決済機能が取り入れられており、顧客は気になった商品を直接購入できます。

 

サービスサイトとは違い、その場で購入してもらうことが目的なので、カート機能の使いやすさやレビュー機能など、ユーザーに寄り添った設計がされています。

3-4. 1ページでサービスを訴求する「LPサイト」

「LPサイト(ランディングページ)」とは、プロモーションサイトともいい、商品やサービスの訴求を目的としたホームページのことです。

 

検索サイトの結果ページにある広告をクリックすると、遷移した先に表示されるのがこのページです。商品やサービスの魅力を1ページで詳しく伝えることに特化しています。

 

ページから離脱されること防ぐために、他のページへのリンクは設置されていないケースがほとんどです。縦長のページで商品情報やクチコミを一気に紹介し、その場で購入までつなげるよう構成されています。

3-5. ブランドの価値を高める「ブランディングサイト」

出典:資生堂

最後に紹介する「ブランディングサイト」は、その名の通り、会社や商品のブランディングを担うホームページのことです。最近は、「オウンドメディア」という自社コンテンツを立ち上げて、ブランディングを行う会社が増えています。

 

例えば上の画像のサイト「ワタシプラス」は資生堂が運営しているオウンドメディアです。美容に関わる記事を頻繁にアップすることで、美容に関心のある潜在顧客を集め、ノウハウを提供することでファンを作り出すことを目指しています。

 

オウンドメディアは、ブランドのイメージを向上させるだけでなく、サイトの価値を高めるSEO効果があるとして注目されています。

4. 結局ホームページとは言わないの?

ここまで読んでいただけた方なら、「ホームページとは何か」だいぶ理解できたのではないでしょうか。

 

ここで最初の問いに戻ります。結局、Webサイトのこと、ホームページと言わないのか?言うのか?

 

結論としては、「ホームページと言っても間違いではない。しかし、詳しい人はWebサイトという言葉を使うことが多い」といえるのではないでしょうか。

 

英語では、インターネット上のページ全般を示す言葉は「website」が一般的ですし、Web制作会社では「ホームページ」とは呼ばず「Webサイト」というのが一般的です。

 

Googleで検索した結果も「ホームページ」より「Webサイト」の方が検索数が多く、今は「Webサイト」という表現の方が一般的であることが分かります。今までホームページという言葉を使っていた方も、これを機に「Webサイト」を使ってみてはいかがでしょうか。

5. まとめ

この記事では、ホームページの言葉の意味について説明しました。ホームページとはどういうものか、少しは理解していただけたのではないでしょうか。

 

昔はホームページを作るのは難しく、HTMLなどの特別な知識が必要でした。しかし今はホームページ作成サービスを使えば、知識もデザインスキルも一切なしで簡単に作ることができるようになっています。

 

弊社サービスの「ジンドゥー(Jimdo)も、超初心者がたった3ステップで見栄えの良いホームページを作成できます。ホームページ作成に興味があるという方は、サービスページをぜひご覧になってみてください。