【活用事例 #19】独自性の高い情報を発信して活動内容への共感をよぶホームページ運用とは

【活用事例 #19】独自性の高い情報を発信して活動内容への共感を呼ぶホームページ運用とは

ジンドゥー活用事例の第19回目は、『バクバクの会~人工呼吸器とともに生きる~』の事務局員である折田様にお話をお伺いしました。


『バクバクの会~人工呼吸器とともに生きる~』では、呼吸器をつけた人々が、保育所・幼稚園・学校に通うという選択ができるような情報発信や相談活動などを行っています。ホームページを活用して、当事者だからこそ発信できる独自性の高い情報を発信し続けた結果、会の会員は順調に増えており、嬉しい反響もあったのだとか。

会の活動内容、ホームページの運用のアイデアについて聞きました。

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呼吸器をつけている人が生きやすい世の中を目指して

Q. 活動内容について教えてください。

 

当会は呼吸器をつけて生活をしている子どもを持つ家族、またはその本人、そして私たちの活動に賛同してくださる方で成り立っている、法人を持たないNPO団体です。

活動内容としては、呼吸器をつける人々が生活しやすい社会を作るという目的のもと、主に以下の活動を行っています。

  • 社会の理解を得られるような情報発信
  • 呼吸器をつけている方に向けての情報収集とその発信、相談活動など
  • 一年に一度日本全国にある支部との情報交換を兼ねた交流会
【活用事例 #19】ホームページを活用したリアルな情報発信で社会の可能性を問う
プール学習に参加したときの写真
【活用事例 #19】ホームページを活用したリアルな情報発信で社会の可能性を問う
体育会に参加したときの写真

呼吸器をつけて生活する人の『思い』も大切に

Q. 折田様が会のことを知ったきっかけを教えてください。

 

私が『バクバクの会』のことを知ったのは、新聞記事がきっかけでした。その新聞記事では、会の取り組みとして呼吸器をつけた方が自宅で過ごしていることが紹介されていました。

私にも呼吸器をつけた子どもがおり入院していたのですが、当時は、呼吸器が必要になったならずっと病院で過ごすというのが当たり前で、帰宅させるということは考えられませんでした。

しかし、この記事を読んで、そんな選択肢があると知って、医師や家族と相談して自宅で子どもと過ごすという選択肢を決断することができました。

 

『バクバクの会』では当人の命はもちろん思いも大切に生活できる方法を考えて、社会の一員としてあたりまえに過ごせるように、社会のあり方を変えたり、理解を求める活動をしたりしている団体です。

 

今では、事務局の一員となり、同じ境遇の方が少しでも楽しく人生を送れるように手助けをしたいと考えています。

 

【活用事例 #19】ホームページを活用したリアルな情報発信で社会の可能性を問う
「私たちの想い」のページ

一緒に活動する仲間と出会いたい

Q. ホームページの目的とジンドゥーで作成しようと思ったきっかけは何ですか?

 

ホームページは会の目的でもある情報発信と仲間を増やすために欠かせないものになっています。同じ状況で困っている人との接点をつくることができて、お問い合わせも定期的にあり、会のメンバーは順調に増えています

 

ホームページができる前は、会報誌を関係者に送るほどしか情報発信の方法がありませんでした。ジンドゥーで作成したホームページに移行する前にもホームページはあったのですが、とにかく情報量が多く、迷われる方が多かったかもしれません。且つ、団体内で唯一ホームページを更新してくれていたWebに詳しい方が諸事情により、ホームページを更新できなくなりました。

 

その時に、ホームページのリニューアルも兼ねてWebの知識がなくても簡単に更新できるサービスで運用していこうという話がでました。

ホームページリニューアルをきっかけにわかりやすい情報発信を心がけるように

Q. ジンドゥー(Jimdo)でホームページをリニューアルした経緯を教えてください。

 

ジンドゥーを知ったきっかけは、ジンドゥーが使いやすいと知り合いの方に薦めていただいたことでした。とても使いやすかったのですが、ホームページをすべて自身で作成するのは少し不安だったので、JimdoCafeでアドバイスをいただきながら作成しました。

 

BusinessCafe関西(旧JimdoCafe大阪/神戸)に3か月ほど通い、ホームページを作成しました。Cafeの方にホームページの作成方法以外にも、どんな文章を作成するべきか、見やすい情報設計についても一緒に考えていただき、作成しました。
*JimdoCafeによって相談できることは異なるので、直接お問い合わせください。

 

作成したホームページは、メンバーにはすっきりして見やすい!と好評でした学んだことを大切に、見る人がわかりやすくて、見たい情報にすぐにたどりつけるように更新を行っていこうと思っています

 

 *JimdoCafeとは:

日本全国に約60箇所ある、ジンドゥー(Jimdo)について対面で相談できる場所のことです。

>全国のJimdoCafeをみる

より多くの方にイベントを知ってもらうきっかけづくりとして

Q. 具体的にジンドゥー(Jimdo)にしてから新しくはじめた試みはありますか?

 

団体が最も力を入れている『風よ吹け!未来はここに!!』という映像を上映するイベントがあるのですが、そのイベントの告知ページをジンドゥーを使ってホームページ上に作成しました。日本全国で上映してまわっており、ホームページからDVDを購入することもできます。

 

【活用事例 #19】ホームページを活用したリアルな情報発信で社会の可能性を問う
実際の動画の一部
【活用事例 #19】ホームページを活用したリアルな情報発信で社会の可能性を問う
イベントのチラシ(表紙)

この映像は、人工呼吸器をつけた3人の子どもと3人の青年の日常を追ったドキュメンタリーです。周囲の協力を得て、呼吸器をつけた子どもたちが就学したり外で活動をするなどの場面を記録しています。

 

多くの方はホームページやイベントのチラシをみて上映会にいらっしゃいます。

上映会にいらした方からは、「できないということを決めつけないで、どうしたらできるのかを考える機会になった」などの前向きな意見を多くいただきました。また、近年は様々な団体や施設からのDVDの注文が増えており、様々な地域で私たちの活動が参考になっていると思うと、改めて情報発信を継続する事の大切さを感じます。

 

【活用事例 #19】ホームページを活用したリアルな情報発信で社会の可能性を問う
イベント会場にて記念撮影

出版物は購入用フォームを設置してスタッフの負担軽減

Q.DVDの購入ができるとのことですが、これもホームページをジンドゥー(Jimdo)にしてから始めた試みですか?

 

いえ、以前のホームページでも物販を行っていました。

しかし、出版物販売用のフォームがなくて、電話かファックスでお問い合わせいただき、ご注文を受ける度にスタッフが手入力で発注をかけていました。最近、出版物が増えてきたので、スタッフが手入力で発注する際の誤入力や聞き間違いなども懸念点でした。

 

ジンドゥーでホームページを作成してからは注文フォームを作り、文面でお問い合わせが確認できて、都度対応する必要がなくなったので運営側の作業が格段に楽になりました。

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お問い合わせフォームも簡単に作成

当事者からの情報発信はより深く読む人の心に響く

Q. ブログを拝見しましたが、様々な人が更新していらっしゃるようですね。

 

ジンドゥーでホームページを作成したことをきっかけに、実際に呼吸器をつける子どもを持つご家族にブログを更新していただいています。ホームページは私と作成者両者が更新できる状況です。呼吸器をつけた人の生活について本人や家族の目線でつづっているので、ぜひ色んな人に読んで欲しいと思っています。

 

この先も仲間と支え合って活動するために

Q. 今後挑戦していきたいことはありますか?

 

昨年は30周年で大々的なイベントを行う予定だったのですが、新型コロナ感染症の影響で集まることができませんでした。

 

集まって交流する機会があると、いろいろな話ができて元気になって帰られるかたが多いように感じますので、今後は違う形で交流を持てる場を模索したいと思っています。オンラインでのイベントなども企画していきたいです。

 

【活用事例 #19】ホームページを活用したリアルな情報発信で社会の可能性を問う

バクバクの会

https://www.bakubaku.org/

利用サービス:ジンドゥークリエイター

※ 本記事は2020年3月に開催したアンケートキャンペーンの一環でご協力いただいたインタビュー内容を元に作成しております。